「スリープマネジメント」における「セドロール」の効果

FF135

皆さん、こんにちは。

不眠で悩む人がもつ答えの1つとして、睡眠薬が存在することは決して悪いことではありません。
1人で我慢したり、寝酒に頼るような習慣は不眠を悪化させても改善させることはないので、睡眠を専門とする外来の扉をノックすることはむしろおすすめです。
しかし、その前に1度自分の睡眠習慣を見直してみましょう。

快眠を叶える「スリープマネジメント」とは

薬に頼らずぐっすり眠る方法である「スリープマネジメント」の基本は、「規則正しい生活習慣」と「睡眠環境整備」にあります。
規則正しい生活に関してはご本人の強い意志と1日のタイムスケジューリングの見直しが必要となりますが、環境整備に関しては様々なグッズが市場に出ているので、それらを活用しない手はありません。

広島国際大学心理学部臨床心理学科精神生理学研究室の田中秀樹先生が看護研究のジャーナルに寄稿された眠りの科学という記事では、同研究室で行ったセドロールという香りを用いた実験で、夜中に目が覚めてしまう中途覚醒を減少させ、睡眠を改善する効果があったことが報告されています。
セドロールはヒノキ科やスギ科の樹木が発する香り成分のことで、森林浴をしたときに思わず深呼吸したくなる、あのリラックス感を与えてくれる香りです。

「セドロール」の睡眠力サポート効果

中高年者(平均68.2+-10.8歳)の被験者16名を対象に地域保険現場で睡眠生活を4週間連続測定し、香気成分セドロールが日常生活下における興奮モードの交感神経活動が抑制される効果や睡眠促進効果など、睡眠・精神的・身体的健康に及ぼす長期効果を観察したところ、睡眠の状態、寝つき、寝起き、朝の気分等が有意に改善しており、中途覚醒も減少していることがわかりました。
さらに、疲労回復効果も認められ、精神健康も向上という素晴らしい結果に。「寝床で悩み事をしない」等の行動も改善されたことから、セドロールがもつ香りの成分が興奮を鎮めてリラックス感を促し、質の高い眠りを誘うという良い循環を生むことが判明しています。

森林浴に対して、我々は潜在的に気持ちが良くリラックスできるという認識を抱いているので、香りをかぐことで無条件に雄大な自然を頭の中に描けることも心の癒しにつながっているのではないでしょうか。

寝ながら森林浴。
想像しただけで今にでも眠ってしまいそうです。

 

コメントを残す